時代はリノベーションへ

今や、時代は変わり日本の住宅数は世帯の数を大きく上回っています。国の政策としても、その在庫住宅を活かそうというものに移行してきています。もちろんこれから新しく建てる建物に関しても、より長持ちするようにつくっていく方針です。少子高齢化が急速に進む中、建築基準や税制を時代にマッチさせつつ、国民の快適な暮らしを末永く維持していこうという考えなのです。
そして、「右へならえする集団の時代」から「オリジナリティを好む個の時代」へと移行してきていた日本人全体の志向が、住宅にも及んできました。

 

もちろん新築住宅に住むのが夢で、今も新築にこだわる人はいますし、それが悪いことだとは思いません。ただ、たとえば団塊の世代の人たちの多くがそうであるほど、今の若い世代の人たちは中古であることに抵抗感を持っておらず、古着やアンティーク家具と同じように住宅にも“ヴィンテージ感”を求め、そこに個性を見出し、価値を感じています。古い建物ならではのレトロ感や、今では使われることがないような贅沢な素材を活かしつつ、リノベーションによって自分だけのオリジナル空間を生み出そうという志向が、今はもうマイノリティではないのです。
このサイトでは、リフォーム、リノベーションに関してよく私が相談される質問について、私なりの答えを掲載しました。
是非参考にして頂ければと思います。

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  • 【Q】マンションと一戸建てどちらがいいですか?

    住まいの希望条件を箇条書きにして優先順位をつけてみましょう。 マンション、一戸建て共にメリットとデメリットがありますので、箇条書きした希望条件とメリット・デメリットを検討してみることをお勧めします。 たとえば、マンションのメリットは駅に近く、セキュリティがしっかりしていて、ワンフロアで生活できることです。デメリットとしては、上下階の物音だったり、庭がないことだったりします。一戸建てはその裏返しで予算を考えると駅から遠かったり、セキュリティに不安があったりします。 いろんな選択の可能性を検討してみましょう。

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  • 【Q】物件の選び方のコツはありますか?

    家を買おうと思ったら、普通の場合は、まず住宅情報誌を買ったり、モデルルームに行ったり、ネットで調べたり等の行動を起こします。でも、実際に行動をする前になぜ自分は家を買うことになったのか、その動機を確認してみましょう。動機を確認することによって、家を買いたいと思った理由が見えてきます。さらにその理由をクリアしていくことで、理想の住まい像が見えてきます。そして、その理想の住まい像を具現化していく作業が物件選びの軸になっていきます。

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  • 【Q】物件をたくさん見てもなかなかいい物件がないのですがどうしたらいいでしょうか?

    住まいの希望条件を箇条書きにして優先順位を付けることをお勧めします。 家探しの条件には、ハード面の条件とソフト面の条件の 2 種類あります。 ハード面は、駅からの距離や通勤距離、利便性、また部屋の広さなど、物件のスペックに関わる条件です。 ソフト面は、家の外観や内装、庭の雰囲気、街の雰囲気、自然環境など物件のスペックには出てこないような、人の感情に起因する条件です。 ハード面、ソフト面を考慮しながら、自分にとって大事にしたい条件は何かを考え、優先順位付けしていきましょう。

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