【Q】新築と中古どちらがおすすめですか?

A:古さを我慢出来るのであれば、中古をおすすめします。

 

新築物件であるというメリットは、なんといっても「新築」であると言うことです。当然誰も住んでいない、まっさらの空間です。それに、最新の設備です。住宅設備に関する技術の進歩は早く、10 年くらい前の物件と比較した場合には、かなりの違いがあります。

 

また、耐震性も以前と比べると随分高まってきていますが、これについては昨今のニュースなどからもわかるように、建物よりも地盤の方に問題があるように思います。そうなると、新築でも立地選びが重要になってきます。

 

そして、これはあまり気づかれていないことかもしれませんが、特に大規模な新築マンションにおいて一斉入居ができるのはメリットのひとつです。皆が同じタイミングで新生活をはじめるのですから、その環境にとけ込みやすいと言えるでしょう。

 

逆にデメリットを挙げるならば、必ずしも住みたい場所に新築物件が存在しないということです。企業の事業なので仕方のないことです。
それに、いい場所には昔から建物が建っていて、なかなか空きがありません。

 

もう一点は、価格的な問題です。やはり、同じ立地の中古と比べると割高にはなりますから、たとえばその分、広さを我慢したり、日当りや眺望を我慢したり、ということが出てくるでしょう。

 

一方、中古は、中古物件であるがゆえ価格は新築よりは安くなります。。

 

また、実物が見れるというも大きなメリットです。新築の場合は、人気物件だと竣工時点で完売というケースも珍しくありません。そのため、別の場所のモデルルームや図面、サンプルなどを見て購入を決定する必要がある場合もあります。
つまり、実際の部屋の間取りや窓からの眺めなどは確認することができません。一方で、中古マンションの場合はすでにできている物件を買うので、当然内覧(物件の中を見ること)も可能です。

 

加えて、マンションの運営・管理が上手くいっているかを調べることも可能です。マンションの管理が上手くいっているのかについては、マンションを実際に見てみれば分かるでしょう。たとえば、エントランスにある集合ポストや、自転車置き場、ゴミステーションなどは、そのマンションの管理状況が如実に表れます。
管理組合については、不動産会社を通じて確認することができます。既に多くの入居者が住んでいますので、年齢層や家族構成(独身が多い、ファミリー世帯が多いなど)もわかります。自分の家族構成と近い人が住んでいるほどが暮らしやすいと言えるでしょう。
そして、中古物件の一番の良さは、幅広いエリアから選択が可能だということです。仮に希望エリアが決まっていて、そこに新築物件があるかどうかというと、ピンポイントで存在している方が稀でしょう。中古の場合は、市場に流通しているたくさんの物件の中から選択が可能です。エリアを限定したとしても、いくつか物件はあるでしょう。限られた開発プロジェクトの中から選ぶ新築物件とは違います。「昨日はなかったけど、今日になって売りに出た」というケースだってあるのです。

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