【Q】リフォーム・リノベーション済み物件ってなんですか?

A:中古購入×リノベーションとは全く違います。

 

よく広告などで「リノベーション済み物件」という言葉を見かけます。これは不動産会社が、中古物件を買い取ってリノベーションし、(リノベーション費用を上乗せした上で)再販売しているものです。
エンドユーザーがリノベーション業者と打ち合わせをしたり、見積りを取ったりする煩わしさがない上、すぐにキレイな住まいに入居できることもあり、いま注目を集めています。リノベーション後の状態を確認した上で決断ができるので、完成形をイメージできない人にとっては安心かもしれません。
しかし、これは設備が“最新”のものに入れ替わっていたり、間取りが“今風”のものに変更されていたりするだけで、“あなた用に”リノベーションされたわけではありません。実際に見てみて、「なんかイメージと違う」「これがリノベーション?…ちょっと安っぽくて、がっかりした」という声も、よく聞かれます。
無垢のフローリングや漆喰の壁など、自然素材が好きな人にとってみれば、木目がプリントされた薄っぺらい床材やクロスは、どれだけ新しくても無用の長物でしょう。「それならリノベーションはしなくていいから、もっと値段を安くして」と言いたくなります。
もちろん自分の好みに合うのであれば、大歓迎の「リノベーション済み物件」ですが、根本的に「中古×リノベーション」とは全く違うものなのです。

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