【Q】リフォーム・リノベーションでどこまでできますか?

A:予算内で住みたい場所に、住みたい空間を手入れられます。

 

「中古」というだけで抵抗感を持ってしまう人もいるかもしれませんが、リノベーションは土地を買って新しく家を建てる注文建築の感覚に、非常に近しいと思います。
リノベーションには「スケルトンにする」という手法があります。構造壁や柱だけ残して、間仕切り壁や設備は全て取り払ってしまい、ゼロベースに近い状態からつくり直すのです。

 

 
マンションのビフォー・スケルトン・アフター

 

一戸建てのビフォー・スケルトン・アフター

 

キッチンを新しいものに入れ替える、クロスを張り替える、和室を洋室に変更する…といったカスタマイズにとどまりません。数年前まではタブーと言われていた水廻りの移動も可能ですし(物件によって制限される場合があります)、4LDK を 2LDK にしたり、新たに書斎スペースやウォークインクロゼット、玄関土間などをつくることだって可能なのです。
そして、リノベーションは注文建築と比べてより自由度が高いという特長もあります。
注文建築では、希望エリアに希望の土地を見つけないといけません。しかし、いい土地情報は市場に流通する前に不動産会社が買い取り「建売住宅」として売り出すケースがほとんどです。また、土地で売られていたとしても、施工業者が指定される「建築条件付き土地」になってしまいます。これは不動産業者が建物の方で利益を確保しようとするためです。そうなると、希望のプランや入れたい設備などが制限され、本当の意味での注文建築は実現しないでしょう。
その点、リノベーションの場合の物件選びは、もう少し柔軟性があります。一旦スケルトンにすることができれば、そこからはかなりフレキシビリティに対応できるのです。もちろん注文建築よりも低価格で、です。

 

土地を買って注文建築するのは予算的に難しそうだと考えていた人も、リノベーションなら夢が叶うかもしれません。

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